スローライフ、スローフード
大谷ゆみこ 編
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「未来食」を提唱する大谷ゆみこさんプロデュースで2002年に開催された、アサヒビール食文化講座「スローライフ、スローフード」を書籍化。食と暮らしをテーマに行なわれた、各界で活躍されているゲスト8名(8回分)の講演と対談を収録。各講演のテーマに添ってつくられ、毎回大好評だった未来食の試食メニュー「つぶつぶ雑穀料理」もレシピ付きで紹介。 初版2004年4月20日 ISBN4-944098-47-2 C0077 A5判/180ページ●定価 1,890円(税込) |

| あとがきより この本が生まれたのは、2001年の11月のアサヒビール食文化講座で、未来食つぶつぶクッキングというタイトルで講演させていただいたときに、高キビのハンバーグを試食してもらい大反響だったのがきっかけです。 2002年に、スローライフ・スローフードをテーマに本音の活動をしていらっしゃるゲストを招いてお話を聞き、その講座にふさわしいテーマで雑穀料理をデザインして皆さんに食べていただくというワクワクする企画がもち上がり、そのナビゲーターと食デザインを担当させていただくことになったのです。 本書にご登場いただいた八人のゲストを迎えて食文化講座を担当させていただいた一回一回は、私にとって、なぜか心にストーンと入ってきたスローフードという言葉の意味を再確認し、今、一つの方向に人々の思いが向かっていることを認識するいい機会でした。ゲストの皆さんの熱いメッセージ、心通うトークセッション、そして会場に集まってくださった皆さんの熱心なまなざしを忘れることができません。 今とは違う何か、今とは違う未来を求めて、世界各地でさまざまな取り組みが同時多発的に展開されていることを多角的な視点から具体的に知ることができて、とても勇気づけられました。 スローという言葉は、さまざまな試みを一つの流れにまとめる役を果たしているようです。木の建築にこだわっていた友人は、僕の建築はスローな建築だったんだと言いました。地域通貨に取り組んできた友人はスローマネーという言葉を使い出しました。 スロービジネス、スローウォーター、スローライフ、スローな医療、スローエデュケーション。スローという言葉はあらゆる分野の人の、今とは違う未来への取り組みを一言で表わすことを可能にしました。スローフードという言葉は、日本の自然食の流れを未来に開く形で一つの大きな流れにし、裾野を広げる役を果たしました。そして、スローライフという言葉はみんなが今とは違った心も体もゆったりした暮らしを求めていることを象徴する言葉として定着しました。 日本の食文化の中枢を担ってきた、そして日本の食文化の多様性の象徴でもある雑穀が、スローフード運動とともに日本を代表するスローフードとして広く認識されるようになったことは、日本の未来にとって大きな意味をもつということを思うと、この講座の果たした社会的役割の大きさを感じます。本書そして雑穀が、人々が日本の食の歴史やいのちと食べ物の本当の関係に目覚めて、体にやさしく地球にもやさしい穀物中心の食文化へと回帰するのを助けるリード役になることを期待しています。 (大谷ゆみこ) |
●著書・著作
『未来食』 メタ・ブレーン(1995年)
『未来食つぶつぶクッキング』 メタ・ブレーン(1997年)
『海の精シンプルクッキング 塩料理』 メタ・ブレーン(1999年)
『海の精シンプルクッキング 味噌がおいしい。』 メタ・ブレーン(2000年)
『海の精シンプルクッキング 醤油マジック』 メタ・ブレーン(2002年)
『つぶつぶ 』 メタ・ブレーン(2004年)
『野菜だけ?』 メタ・ブレーン(2004年)
『ベジタリアン 野菜クッキング』 家の光協会(1991年)
『未来食の野菜クッキング』 主婦の友社(1998年)
『雑穀つぶつぶクッキング』 創森社(1999年)
『雑穀つぶつぶ食で体を変える』 講談社(2002年)
『雑穀米の神秘』 マガジントップ(2002年) ほか
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