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環境汚染時代をおいしく生き抜く 未来食大谷ゆみこ 著
●1 栄養学に代わる食の指針は「食と命のバランスシート」 このままの食生活を続けることは自殺行為ではないかと、誰もが気づき始めている ●2 食インベーダーの襲撃 気がつかないうちに、私たちの食生活はインベーダーに侵略されていた ●3 食汚染の根本原因は食習慣そのものの汚染 人工食、輸入食、ごちそう食の日常化と過食、自然のリズムから外れてしまった食生活の悲劇 ●4 七色の毒 VS 七つの救命食品 微生物を生き返らせ、血液を生き返らせ、細胞を生き返らせる現代の救命食 ●5 環境と命のバランスシート 環境汚染もストレスも跳ね返す未来食パワー 第2章●食べ物と命のホントの関係 ●1 食べ物の役割と働き 全体のチームワークで働く「いのち」、全体のチームワークで働く「食べ物」 ●2 ミラクルパワーを目覚めさせよう 鍵は食の転換! そして心には感動、体には活動! 第3章●めざすは未来食グルメ ●1 一石五鳥 +α 未来食はこんなにも合理的でお得な食生活 ●2 グルメの方向性を変えよう 体が芯から喜ぶ未知のおいしさは感動的! ●3 未来食ヒストリー 生命力を創造する食生活の探求と料理の創作に熱中した十年 ●4 未来食五つのガイドライン 体と地球のエコロジーを同時に実現する食生活の基本ルールはこれだけ 第4章●はじめよう! 未来食ライフ ●1 実践 未来食サバイバル術 生命力を育てるのは四つのベースフードと三つの環境 ●2 完璧な生命バランスを持つ未来食は料理の革命 穀物と対話しアートする生活の中で生まれたオリジナルレシピ 高キビ・もちアワ・ヒエ・もちキビ・アワ、キビ・ソバの実・玄米・ナチュラルスィート ●3 未来食の知的料理術 食べることは命を運営すること、料理は生命を創造する技術 ●4 未来食の感性料理術 ハートパワー全開!「愛」と「気」と「手」が生命力をアップ 第5章●命に満ちた食事 Eat Naturally 愛に満ちた暮らし Live with LOVE イキイキ地球に抱かれて in Harmonious GAIA ●1 一粒万倍、大地に応援してもらって生きる 大地と仲良しの食生活は最高! ●2 自分の体のエコロジーを実現できなきゃ 地球のエコロジーは永遠に手に入らない ●3 未来食アトリエ・風の活動 あとがき
暮らしの探検家・食デザイナー。1952年栃木県生まれ。雑穀を独自のレシピで「つぶつぶグルメ」と名付け、体と地球の元気を同時に取り戻す「未来食」として提唱。食生活の研究所「未来食アトリエ風」にて、「Tsubu Tsubu Cafe」や「粒粒SHOP」、セミナー、クッキングクラスなどを運営。また「私が変わる-暮らしが変わる-地球が変わる」のもとに地球規模の食環境改革をめざして、自身の住居スペース(山形県小国町)を未来食生活を実践する仲間たちをつなぐ場「いのちのアトリエ」として開放している。「食は一番身近な環境問題」をキャッチフレーズに、食に関するさまざまな活動を展開する市民団体 「いるふぁ」代表、「国際雑穀食フォーラム」代表を務める。 ●著書・著作 未来食アトリエ・風 〒112-0014 東京都文京区関口1-17-9/Phone 03-3269-0833 Fax 03-3269-0627 いるふぁ・いのちのアトリエ 〒999-0600 山形県西置賜郡小国町大石沢944-1/Phone 0238-65-2775 Fax 0238-65-2056 URL http://www.ilfa.org/ ●オレンジページ・ムック『心地いい暮らしがしたいVol.2』掲載(1999年) 美食とは何か、ということを考えさせられる1冊。当然のように口に入れられている現代の食事が、長い歴史の目で見てみれば、ほんの数十年足らず、一瞬のものでしかないこと。一見豊かに見える食卓に潜む残留農薬、添加物、そして人間の体から抵抗力、免疫力を失わせる加工食品の数々。しかも個人の体の問題のみならず、さまざまな食材が海を越えて飛び交うという状況は、先進国の食の浪費のために、第三世界の海や土地を痛めつけて飢餓を呼び込み、地球の命そのものを弱めていくことにも‥‥。多くの問題をはらんだ現代の食生活をこのまま続けることは、じつは自殺行為に等しいのではないかというショッキングな指摘から、まずこの本は始まります。 けれども、警告だけでなく、その食の危機を打破する提案が理論的に、活楽しくなされているのが、この本の魅力。どこから開いても使える本です。なりよりも心強いのは、ストイックな玄米菜食とは一線を画して、著者自身がおいしいものが大好きな食いしん坊であることです。米を主食とした玄米菜食が日本人の体に合っていたということはすでに水から実験済み。それに加えて、食べることの楽しみやナチュラル、ヘルシー、エコロジー、エコノミーなどの条件も満たしてくれるのが「未来食」。単なる健康食志向だけではなく、東洋の陰陽のバランスや宇宙観を取り入れたおおらかなライフスタイルは、閉塞した現代に明るい未来を呼び込むもの。そのネーミングに合点がいきます。 ●週刊金曜日「自薦・本の自己紹介」掲載(1997年10月31日号) 「未来食」などというと、いかにもNASAで開発された食べ物のように想像してしまいそうですが、大谷ゆみこさん著の『未来食』とは心と体においしい食生活、生命力を創造する食生活、地域自給可能な自立型食生活、人と地球を犠牲にしない平和な食生活、生命力に満ちた食べ物を命のルールで調理する食のアートということが、中心です。著者自身が、おいしい玄米ごはんと出会い、マクロビオティックの考え方と料理法との出会いによって食生活転換の旅に出ました。それは簡単に、近代栄養学信仰という駅から、玄米菜食信仰という駅に移動したのではなく、栽培、収穫から丸ごと癒しながら、風土に根ざした食生活の復活と創造、食べるということの、本当の楽しみを取り戻すことなのです。病気を治すためにとか、体調がよくなるとか、狭い目的のためじゃなくて、食を通した生活、そのものが未来食なのです。著者の大谷ゆみこさんは4人の子どもを産み、育てるなかで、未来食をも育ててきました。この著書は、大谷さんが、読者はもちろんのこと子どもたちにも伝え、残していきたいと考えた1冊だと感じられます。図式や絵、写真などが豊富に盛り込まれ、とてもわかりやすく、ていねいに表現されています。 最近、こんな話を聞きました。アメリカやデンマークでは“食育”というものが、学校教育のなかにも取り入れられているそうです。日本に西洋栄養学を導入した国で、今、食の見直しが計られています。“食育”というのは食べ物を選ぶこと、いわゆる“食選”をできない人は、人生も選べないということです。日本でもそろそろ、食べ物に対する教育を行なう時期ではないでしょうか。そんなときにピッタリくる本です。ぜひ、大人も子どももご一読いただいて、食生活転換の旅へ、出発いたしましょう。
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