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大型店に勝つ ショップ&商店街のポイント戦略

堀内信美 著

数々の商店街や店舗・企業のポイントサービス導入の指導・コンサルティングを行なってきた著者が、豊富な資料と事例とともに、20年来のノウハウ・成功の秘訣をここに開示! 多面的なサービスが求められる“時代”やビジネスの潮流を見すえた著者独自の目線で「これからのポイント戦略」を語る!
小型店舗から異業種連合でのポイント戦略まで、成功事例を交えてわかりやすく解説。ポイントサービスについてのQ&A集も巻末に掲載。

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初版2005年6月20日 ISBN4-944098-70-7 C0063
四六変判/224ページ●定価 1,728円(税込)

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Contents

はじめに
プロローグ
第1章サービスカードの役割と目的について
 1・スタンプ・シール・ポイントカードの役割について
 2・シールからポイントカードへ
 3・シールとポイントカードの違い
 4・シールやポイントの基本戦略についての確認
 5・サービスのバージョンアップについて
 6・導入後の評価法について
 7・大型百貨店・量販店のポイントカードの現状を診る
 8・ハウスカードのポイントサービスについて

第2章既存カードの活性化を考える
 1・ポイントカード発行の基本的な考え方
  (1) ポイント発行率
  (2)メリット交換はプール式か否か
  (3)発行形態
  (4)発行形態(スタンプカード・紙カード・PETカード・バーコード式・ICカード式)
  (5)記名式か無記名式か
  (6)入会金の有無
  (7)発行レート
  (8)交換レート
  (9)有効期限設定
  (10)変倍ポイントサービス
  (11)顧客管理
  (12)会員特別セール  
  (13)その他のサービス

第3章ポイントカードの成功事例集
 1・人口1万2千人の町で2万2千枚のカードを発行し、大成功
 2・「商店街連合」でカードの活性化を推進
 3・カード発行はないがポイントサービスを提供する「食品スーパー」
 4・大手チェーン店を駆逐した「寝具店」のポイントサービス展開
 5・大型店と競合しながら売り上げをアップさせた「小型薬局」

第4章ポイントカードの最新動向について
 1・ネットでオークションされるポイントカード
 2・ポイント合算連合の動きが活発化
  (1) ネットポイント・マイルの合算サービス
  (2)マイルを電子マネー(Edy)に変換サービスするANAカード
  (3)大手3社連合による、Tポイント始まる
  (4) JR東日本のSuica+IクレジットつきICカード
  (5)商店街連合も活発になってきた
 3・P・bankサービス始まる
 4・まもなくポイントに税金がかかる?
 5・ポイント発行状況(推定)
 6・ポイントによる新アライアンス考
 7・新異業種連合構築

第5章ポイントカードの発展
 1・ICカードによるポイントカード化
 2・CRMやFSPなど顧客管理システム導入へ
 3・e・ちらしとの連動
 4・ネット通販との連動について

ポイントサービスについてのQ&A

LookingIn

プロローグ
シールやスタンプから始まるサービスシステムの歴史を調べていて、大変おもしろいことを発見しました。シールを一般的に普及させたのは、江崎グリコが昭和2年ごろから引換証をキャラメルの箱に挿入し、一定の枚数が貯まると、ミニチュアモデルのおもちゃと交換したことが、スタンプシールの走りであったとわかり、大変興味深く思います。シールの開始は流通業界でも小売業ではなく、メーカーから始まった事実でした。
いつごろから小売りの店頭でシールが配られるようになったかは、いくつかの文献を調べても出てこないので定かではありませんが、昭和30年ごろには、すでにいくつかの公設市場(生鮮食料品中心の小型店舗集合施設)で配布されていたようです。当時は10円につき1枚のシールを配布し、そのシール100枚を1枚の台紙に貼り、市場事務所に持参すると100円の買い物券と引き換えていました。
私がコンサルタントを始めた1980年ころの指導手帳に、ある公設市場のシールの回収率が記載されていましたが、なんと90%近い回収率と書いてあります。こうしたささやかなメリットでも、それなりの顧客支持を受けていたようです。公設市場や商店街といった連合組織はシール事業を、個別店舗はスタンプカードと、明確に分かれて発行が行なわれ、ポイントカードへと発展し、現在に至っています。
こうしたシール・スタンプ・ポイントカードなど、発行方法や手法は異なっても、売り上げアップの5段階の最終到達型をめざして、顧客戦略を構築する目標は変わりません。
 1ひたすら集客 2来店頻度アップ 3買い上げ点数アップ 4客単価アップ 5固定客化の促進
どれだけの顧客数が5段階目まで達するかは別にして、こうしたサービス戦略には基本の集客補完が確実にできる仕組みを最初から設計しておく必要があります。同業他店がやりはじめたから、当社もそろそろ…なんて安易な発想での導入では、店にとっても、客にとっても、決してメリットにはなりません。
サービスの基本は、継続させ、店の品質になること。一流と呼ばれる店には、こうしたサービスも含めて一流である故の総称と考えます。 新しい時代の顧客管理とは何かを含め、一緒にスタンプカード・シールサービス・ポイントカードについて考えていきましょう。
シールとポイントの差を、いくつかの項目に分けて比較してみると、ポイントカードの利便性だけが目立っていますが、最終的には、顧客とのレジ前での対応やコミュニケーションがどこまでできたかが問われるのかもしれません。
シール事業からポイントカード方式へ移行させた多くの商店街が、いくつかの問題にぶつかっています。大きな問題点として、シール事業をそのままカード化したために、カードのもつ良さを損ねた結果をつくっていることに気がついていないことです。基本戦略は同じですが、運用・管理項目ははるかに異なるくらい、ポイントカードには可能性があります。その可能性をほとんどの企業が活かしきれていないのが実状です。
以降、ポイントカードの全く新しい活用方法や展開方法を初めて解き明かします。これを参考に、ポイントカードのより一層の発展が得られ、ビジネスの向上に繋がれば幸いです。
(P10〜14:プロローグより)

編者紹介

堀内信美 ほりうち・のぶよし
1948年11月12日生まれ。新聞社・大手コンサルタント会社勤務を経て、88年、株式会社堀内商品研究所を設立。ポイントカード事業の導入・運用に関するコンサルタントを重点的に展開。99年、日本で初の携帯電話向けのメール販促(e-チラシ)をスタートさせ、ポイントカード事業の拡充を図る。04年、販売促進に連動したポイントシステム=「P-bank」を、中小企業ベンチャー博にて初公開。
著書に『e-チラシならお客がどんどんやってくる』(すばる舎刊)などがある。

連絡先
株式会社MPSS

横浜市西区北軽井沢37-4  hnobu85632@excite.co.jp

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